■ご挨拶

 本年7月1日をもちまして、シリコンソーシアム株式会社は、無事に第25期を迎えることができました。これもひとえに皆様方のご支援、ご協力の賜物と、心より感謝しております。謹んで御礼を申し上げます。

 2025年も、はや半年が過ぎました。関西では会期を折り返した大阪・関西万博が盛り上がりを見せています。158カ国・地域が参加する博覧会は見所も多く、パビリオンやイベントなどを通して「国、地域、文化、未来、技術、アート」等、様々な物事を知り、体験できる楽しさが、多くのお客様を惹き付けているのでしょう。

 大屋根リングに囲まれた領域はとても平和ですが、外側のリアルな世界は、近年、不安定な状態が続いています。昨年の米国大統領選挙以降は、様々な物事が短期間で大きく揺れ動くようになりました。影響を受けている国内経済もまた、長引く円安による物価高騰に加えて、関税問題も発生しており、先行きは不透明なままです。併せて、米不足や社会保障等の課題も積み重なっております。今後数年間は、これらの問題、課題に向き合い、解決していくための正念場となりそうです。

 そのような中でも、半導体市場は、AI向け半導体やチップレット、自動車の安全機能向上に使われる半導体など、日常生活に浸透し始めた新たなテクノロジーにより需要が増え続けております。先端技術を活用する企業、大学、機関も増えて参りました。TSMCの熊本工場も稼働を開始し、これまで輸入に頼っていた戦略物資も、国内での製造・供給体制が整いつつあります。こういった取り組みや市場の状況から、半導体産業は、ますます活気づくと期待しております。

 今後はより一層、需要が高まるであろう半導体において、弊社では、オーダーへの迅速な対応、安定した供給が出来るよう、日々努力をして行きたいと思っております。昨年からは、弊社の関連会社であるシリコンアーティストテクノロジー株式会社と連携し、デザインサービスの拡充、パッケージやモジュールサービスの提供を開始いたしました。本年4月には、お客様へのサポート体制を充実させるため、新横浜支店も開設しております。今後も、試作をはじめ、半導体開発における全てのフェーズでお手伝いができるよう、ご要望に添えるサービスを展開して参りますので、リクエストなど、いつでもお寄せ下さい。

 おかげ様で、試作・量産の取り扱いデザイン数は年々増加し、経験と実績を積み重ねて参りました。これからもハイエンドからレガシーまで、幅広いプロセスの試作・量産サービスを通して、日本の半導体業界の発展に寄与するとともに、人々が安心して暮らせる豊かな社会づくりに貢献出来るよう、全社一丸となって精進して参ります。今後とも変わらぬご愛顧とご支援を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。


令和7年7月1日
シリコンソーシアム株式会社
代表取締役 斑目 広二


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